ひらひら、ふるふる: 英訳を楽しもう(01)


この週末、SNSはどこも満開の桜、桜.... ふんわりとした、お花の写真でしたね。出かけなくても近所の開花状況が分かるし、寒くても雨でも、手元で市内のお花見ができる時代になったんだなぁ。そして、カメラの性能も上がり、撮影するみなさんのスキルもメキメキ上がっているんでしょう、素晴らしいショットがたくさん見られました。

お天気が残念といえば残念でしたが、Eijiさんが言うように、お花見って大抵がそんな感じで、満開!と思ったら散ってしまう。その儚さがまたいいんでしょうね。

昨年も昼クラスのカメラ女子、Kさんに聞かれたのですが、
ひらひら散る」は英語で何といったら伝わるか、という問題。

「散る」物理的に言うと「落ちる」と一緒なので、fall でも構いません。
でも、日本人的には、木の実や葉っぱと同じというのは・・・なんとなく、そこはもうちょっと、ニュアンスを加えたいですよね。

そこで使ってみたいのが「fl---」で始まる言葉。
この音で始まる英単語に共通しているのが「ひらひら感」です。
なんというか、ひらひら、っとした感じ。

flower, fly, flow, flag, flip, flutter...(イメージしてみてください、ひらひら〜)

あ、花は「flower」ですが、花びらの一枚一枚は「petal」といいます。
文にしてみましょう。

Petals are falling to the ground.
Petals are fluttering to the ground.

下の方が、ひらひらしている感じがしますね。やっぱり。
flutter は、蝶々が飛んでいる様子を表すのにによく使われる単語です。

さらに、この文にヒットする日本語を逆引きすると、日本語でも「散る」よりも「舞う」という表現の方が多くなります。なるほど、「舞う」という言葉の方が、空中でたっぷり時間をかけて「ひらひら」していそうですもんね。

ちなみに、NHKの「チャロ2」でも冒頭に桜の舞うシーンがあったのですが、そこでは flutter ではなく、floating in the air と訳されていました。float は、コーヒーフロートや、プールに浮かべて乗るやつ(浮き輪の穴がないの。日本語だと何ていうかな)に使う「フロート」ですね。
もう「散る」のニュアンスはなく、ひたすら空中を漂っている、という感じで、美しいなぁ。

てなわけで、日本語と英語は違うっちゃあ全然違うんですが、イメージを映像として捉えることで「膝ポン!」な訳ができることが多いんです。ぜひお試しください。

言葉って、知れば知るほど深くて、面白い。私は、いつもそんな視点でレッスンしています。小ネタを聞きたい方にはお勧めです(^^  いつでもお気軽に、しゃべりに来てくださいね!

sakra